プレ・メディカルライフ

現役医学生が語る、ただの戯言

【国立医学部の指定校推薦】群馬大学医学部医学科を、指定校推薦で受けて不合格になった話 vol.1

こんにちは、ドンキーと申します。

 

題名の通りです。

現役時代(高校3年生時)、群馬大学医学部医学科を指定校推薦で受験し、不合格となりました。

 

その後結局1年間浪人し、別の大学の医学部に一般枠として入学しました。

そして今3年生となり、この記事を書いています。

となると、今から4年前、2014~2015年の話ですね。

 

4年も経っているので、当時と比べて試験の形式や方式、受験申し込みの仕方は全然違うかもしれません。また、もしかしたら自分の記憶が間違っている可能性もあるので、多少違う点があっても、あたたかい目で見てあげてください(^_^;)

 

この記事では指定校推薦とは何か、また、申し込みから合否が出るまでの流れを記しています。

実際に受験してみて良かった事や反省点などは次の記事に載せましたので、こちらもぜひご覧ください▼▼▼

 

 

pinky0pinky.hatenablog.com

 

 

 

 

指定校推薦とは?推薦と何が違うの?

そもそも指定校推薦とはどういう意味なのか、実際に Wikipedia で調べてみました。

 

大学・短大・専門学校など(以降、大学等と略す)が、指定した教育機関(以降、指定校と略す)に対し推薦枠を与え、指定校では進学を希望する生徒に対して選抜を行い、大学等はその選抜された生徒に対して面接などの試験を行って合否を判定する入学試験の制度の一つ。

指定校推薦 - Wikipedia

 

私の場合で言い直すとこんな感じになります。

1、群馬大学医学部が、自分の高校(A高校とする)に対し推薦枠を与えます。

2、A高校では、群馬大学医学部への進学を希望する生徒に対して選抜を行います。

3、群馬大学医学部は、A高校で選抜された生徒に対して面接などの試験を行って合否を判定する。

 

…なんとなく分かりますかね。分かりにくいですかね。この後、受験申し込み~合否判定までの細かい流れを書くので、ぜひそちらを見ていただければイメージがつくと思うので、ご安心ください。

 

ちなみに推薦についても実際にWikipediaで調べてみました。

推薦入学(すいせんにゅうがく)とは、主に大学高校が学生を募集する際に、出身校からの推薦を受けた学生を選抜して入学させることである。

推薦入学 - Wikipedia

 

 

結論から行ってしまうと、推薦と指定校推薦の違いは、大学が高校に対して推薦枠を与えるかどうかですね。まあ、「指定校」と名前が付くかどうかなので、違いは分かりやすいと思います!

 

それでは、どうやってこの指定校推薦って受けられるのか…申し込み~それ以降の流れについて書いて行こうと思います。

 

 

受験申し込み~受験~合否発表までの流れ

 

申し込み

高校3年時、夏休みが明けて9月頃に、指定校推薦の一覧表が担任の先生から配られます。

 

一覧表には、各大学ごとに、学部名・推薦枠(募集人数)・受験日・受験方式・応募条件・備考が載っています。数年前のことなので、実物はないですが、おおよそこんな感じだったと思います。実際に例を示します。

 

一覧表の一例)

W大学・商学部・2名・11月○○日・面接・評定3.5以上で○○が優れていて、高校が受験に相応しいと認める生徒

 

意訳すると…

W大学商学部では、あなたの高校に対して2名の推薦枠を設けています。受験を希望したい学生は「評定3,5以上で○○が優れている」を満たしている必要があります。十分に条件を満たしている学生は、高校に受験希望の旨を伝え、高校から選抜された(受験許可をもらった)者のみを受験対象とします。受験日は11月○○日、受験は面接のみで合否を判定します。

 

群馬大学医学部も、同じように一覧表に載っていました。ただ、国立の医学部だけあって条件などは他の大学・学部の推薦に比べて若干ハードルが高めでした。

 

群馬大学医学部の推薦枠の条件は、「評定4.3、強く医学を学び医師になりたいだけでなく、成績優秀で高校から受験に相応しいと認める生徒」でした。ちなみに受験日は11月下旬で、科目は面接と筆記。推薦枠は5名でした。

 

と、ここまで長々と書いてしまいましたが、要は、9月ごろになると指定校推薦枠のある大学・学部の一覧表が配られ、希望する学生は先生にその旨を伝えるわけです。これで応募・申し込みは終了です。

 

 

高校から選抜されるまで

先生に受験希望を伝え、応募したら、次は高校から受験許可がおりるのを待ちます。いわゆる選抜されるのを待ちます。通常、受験条件を満たしていれば選抜されます。

 

ただ、高校サイドが諸々の条件で許可しない場合もあります。おおよそ二つに分けられます。

 

一つ目は、その生徒が何か事件を起こした、問題行動を起こしたなどがあると選抜されません。要は、問題児を選抜させてしまったら高校の信頼関係に関わるってことでしょう。あくまで高校と大学間の信頼関係があって指定校推薦は成り立っているでしょうから、ここは仕方ないですね。おとなしく、一般受験した方がいいと思います。

 

二つ目は、推薦枠の人数に対する受験希望人数が上回った場合です。例えば、3人の推薦枠に対して、5人応募していた場合、高校側はこの5人の中から3人に絞る(選抜する)必要があります。残念ながら、あぶれてしまった2人は受験することができません。厳しい世界ですね。

 

私の希望した群馬大学医学部は推薦枠5名でしたが、幸運にも受験希望者は5名で、高校サイドが絞る必要がありませんでした。また、5人とも全員受験許可がおりました。実際に、9月下旬にこのような報告を担任の先生から頂きました。

 

ちなみに、自分の高校で、別の大学の推薦枠において、推薦枠<希望者となったところがあり、その際は高校側が面接や成績などで絞っていたようです。

 

 

受験までの準備

晴れて選抜され、あとは大学に行って受験してくるのみです。とは言っても、受験するにはそれなりに準備をする必要があります。ただ大学に行って受験してくれば合格できるほど、推薦入試は生ぬるく出来ていません。特に私が志願したところは国立医学部ですので、受験層は紛れもなく皆優秀です。私の高校では毎年推薦枠が5人あるようですが、そのなかで毎年2、3人は落ちるようです(5人全員が優秀なら全員合格もあるようですが、前例はないようです)。残念ながら全員受かってハッピーとはならない現実があるんです。

 

なので本当に、対策は万全にして行かないといけません。どんな対策をしたのかについて話していきますが、まずは受験科目についてお話しします。

 

受験科目は、筆記面接で、1日で両方をこなします。

筆記は、

文I(90分): 日本語の超長文を読んで、その文章に対する設問に答える

文II(90分):  英語の超長文を読んで、その文章に対する設問に答える

 

面接は、面接官3人vs生徒3人の集団面接で、40分間です。

 

上記のような受験科目でしたので、特に筆記に関しては大学特有の特殊な科目であり、ちゃんと対策する必要がありました。

 

筆記に関して対策したことは、とにかく過去問演習です。制限時間内で解き切るにはどうすればいいのかを、過去問を解きながら練習していきます。超長い文章を読みこなしたうえで、設問も記述で答えさせるような問題ばかりですので、量をこなし自分なりに準備をする必要があります。採点は高校の先生に逐一お願いし、忙しい中、丁寧に解説してくれました(先生方、本当にありがとうございます!)。

 

面接対策もしっかりしていきます。まずは、学校の先生から、質問文の一覧表が配られます。「なぜ志願したのか」「自分の長所・短所について教えてください」など自分についての質問文から、「iPS細胞とは何ですか」「最近の医学に関するニュースで印象に残ったことを教えてください」といった医学的な質問まで、計40問の質問文が一覧となったプリントを渡されます。

 

この質問に対して答えは自分で考えたり調べたりして作り、さらに、その40問は質問されても何も見ずに答えられる状態まで練習してくる、という課題が高校から受験対策として課せられます。そして、実際に高校の先生が面接官となって模擬面接を何回か行い、面接の雰囲気に慣れていきます。最終的には、面接官3人vs受験生3人の集団の模擬面接を行い、最終調整します。

 

選抜されたのが9月下旬、受験日が11月下旬ですので、受験対策で用意された時間は約2ヶ月。上記のような筆記・面接の対策を約2ヶ月の間で終わらせる必要があります。ただ、通常は一般受験の勉強と平行して行うため、この時期の受験生にとってはかなりの負担になる事は間違いないです。この推薦入試に落ちることも覚悟したうえで、受験する必要があることを忘れてはなりません。

 

 

受験当日

受験会場は群馬大学です。私の高校は東京にありましたので、新幹線を使って試験会場まで行く必要がありました。また、東京と群馬間はそれなりに距離があり、さらに受験当日は朝早くから試験が開始するため、群馬大学近くのホテルで前泊することにしました。(確か東横INNだった気がします。普通のビジネスホテルですね)

 

ホテルで一泊し、試験当日がやってきました。試験のスケジュールの細かいことまでは覚えていませんが、午前中は筆記試験、午後は面接試験でおおよそ夕方には終わるような感じでした。

 

試験会場(群馬大学)付近に行くと、会場までの案内係が何人かいて誘導してくれます。階段を昇り、二階の会場で筆記試験を受けた覚えがあります。

 

当たり前ですが、受験生は皆高校3年生です。学生服に身をまとった若い男女の受験生達が一つの会場に集まり、指定された席に腰をおろします。筆記試験に関しては通常の試験と変わらず、問題用紙が配られて、時間になったら試験官が始めの合図をし、受験生は試験を解く、こんな感じです。受験時は解くだけなので面白いことも何もないです。受験生は必死に解いていきます。

 

筆記試験が終わり、昼飯を挟んで次は面接試験です。受験生は、ある別の大きな部屋に案内され待機します。3人対3人の面接なので、多くいる受験生を一気に面接することはできません。そこで、待機している受験生から、ある一定数の人数ごとに呼び出されます。なので、とても早く受験を終える人もいれば、呼ばれるのが遅くて、遅い時間に受験を終える人もいました。

 

私は比較的早く呼ばれました。呼ばれたら案内係の指示に従って、面接室の前で待機します。面接室の前には椅子があり、そこに座って待機します。この時、初めて誰が一緒に面接をする人なのかがわかります。また、この時面接室では別の受験生達がまだ面接をしている最中で、ドア越しで話し声がかすかに聞こえてきます。この面接が終わってドアが開き、受験生が出て行ったら、次は自分たちの番です。

 

「失礼します」と挨拶しながら面接室内に入り、椅子に座ったら面接開始です。40分間ひたすら質問攻めされ、受験生は答えていきます。ちなみに、私と一緒にいた受験生2人とも有名進学校出身者で男子でした。

 

無事40分が経ち、面接が終了します。面接室を出ると、案内係が誘導してくれて別の部屋に案内され、最後にアンケートを書くように言われます。書き終わったら各自解散で、皆帰ります。なお、このアンケートは成績には関係ないようで、今回の試験や面接についての感想などを書く項目がありました。

 

アンケートを5分くらいで書き終え、無事試験は終了。会場を後にして、新幹線経由でその日のうちに東京に帰りました。お疲れ様でしたー。

 

 

合否結果の報告

試験が終わって、3週間くらいすると担任の先生から合否判定の報告を直接もらいます。だいたい、12月中旬~下旬、つまりセンター試験直前期ですね。担任の先生から報告があるまで、受験生はただひたすら待ちます。

 

結果は不合格。先生からなんて言われたのかは細かくは覚えていませんが、かなり励まされた覚えがあります。確かに2ヶ月という短い期間めちゃくちゃ頑張りましたし、特に面接に関しては、何も知らない状態の初心者から、戦える受験生へと成長をとげました。先生もその頑張りをきっと理解していたのでしょう。

 

過去問の採点してくれた先生方、面接を担当した先生方にも報告して、不合格だった旨を伝えました。今でも感謝しかありません...

 

と、ここまでが指定校推薦の合否判定までの流れとなります。

なお、推薦入試を受ける本人も分かっていると思いますが、推薦で合格した場合、別の大学・学部への入学希望は原則不可能です。別の大学の試験を受けていいかどうかまでは分かりませんが、入学はできません。ですので、群馬大学医学部に指定校推薦で合格した人はセンター試験を前にして大学受験は終了です。

 

 

 

次の記事では、推薦入試を受けた理由や不合格だった理由、反省などを書いていきま

す。さらに指定校推薦について理解できると思いますので、ぜひご覧ください。

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pinky0pinky.hatenablog.com

 

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。