プレ・メディカルライフ

現役医学生が語る、ただの戯言

【医学部の部活】入部のメリット・デメリット、全学の部活やサークルとの違いについて解説します!

こんにちは、ドンキーです。

 

私は医学部の部活に入っていて、個人競技系のスポーツの部活に所属しています。

 

この記事では、一般的な全学のサークル・部活と異なる部分や、入部することのメリット・デメリットをご紹介します。(医学部に入った方がいいのか、また、こんな人は入部すべきあるという話を、入部していない人の特徴なども添えながら1つの記事にする予定です。)

 

 

 

全学の部活・サークルと違う点

医学部の部活といえど、所詮は大学のサークル・部活であり、課外活動の一環であることに変わりはありません。ですが、「医学部」と名前が付く以上、どうしても医学部の部活ならではの事情や、全学のサークル・部活とは違うことがいくつかあります。

 

では、いったいどういった点で違うのか、3つに分けて説明します。

 

①主に医学生の集まり

「医学部」と称するくらいなので、ここは容易に想像つくでしょう。

正式に言えば、医学部医学科の生徒がメインの集団となり、それ以外の学部の生徒は基本的に入部できないようになっています(入部できないというより、暗黙の了解だと思われます)。

 

 

大学・部活によっては、保健学科や薬学部、歯学部などの医療関係の学部にいる生徒も勧誘の対象で、実際に医学部の部活に入る人もいます。ただ、一般の理系および文系学部の生徒は医学部の部活には原則いません。(メジャースポーツの医学部の部活などの一部では、マネージャー枠として勧誘対象を全学までのばしている部活もあります。)

 

逆に、全学のサークル・部活で医学生はほとんどいないです。もし、全学の部活やサークルに入っていても、医学部の部活との兼部をしている人が大半だと思われます。

 

医学部に入学すると分かりますが、「郷に入っては郷に従え」ということわざ通り、(なぜか)医学生は医学部の部活に入ることがあたりまえである、みたいな流れがあります。なので新入生の大半は医学部の部活に入り、学校の課外活動として活動していくようになります。

 

②正式な飲み会は顧問必須&部員のスーツ着用

正式な飲み会とは、新入生歓迎会や大会報告会など目的がはっきりしていて、比較的規模の大きい飲み会のことを指します。

 

こういった飲み会では、基本的に部員全員が参加しないといけません。

 

それとともに、顧問や他にお世話になっている先生方にもお声かけし、部員と先生方の交流も兼ねた飲み会として設定しないといけません。

 

また、先生方もいらっしゃるので、部員である私たちも正装して飲み会に参加します。つまり、スーツが必須で、ちゃんとした身なりで参加する必要があります。

 

私が1年生の頃、初めてこのような飲み会に参加したときは何も疑問を抱きませんでした。なんせ、初めての大学で初めて部活の正式な飲み会に出席しているわけですからね。

 

しかし、こういった飲み会は、全学のサークルや部活に入っている人や一般の大学を卒業した再受験生や学士さんから見ると異様な光景に見えるようで、けっこう驚いていました。

 

私が話を聞いた限り、全学のサークルや部活では、そもそも先生を呼ばない、呼んだとしてもスーツ着用必須までは無いようです。ここまでおごそかに「カッチリと」飲み会を開くのも医学部の部活ならではなのかなと思いました。

 

③ご後援者が多く、ほとんど医療関係者

これも医学部と称するくらいなので、おおよそ想像はつくのかなと思います。

 ご後援者の内訳として、大きく分けてOB・OG以外の先生方、OB・OGとなります。また、ご後援者の中から、顧問や監督、コーチなどの役職が設置されます。

 

まずはOB・OGについてです。この方々は元々医学生でしたので、言うまでも無く医療関係者であることは分かるでしょう(卒後アナウンサーになったりする人もいるみたいですが...ホントに稀だと思われます)。

長い歴史を持つ部活であれば、その分OB・OGも多くいますし、開業している人もいれば教授レベルの人もいたりする可能性があります。

ちなみに、OB・OGが顧問やコーチなどに設定されている部活もあります。

 

次にOB・OG以外の先生方についてです。つまり、完全に任意でご後援者になっている方々です。学生側から、もしくは顧問の推薦などにより、部の後援者として先生方にお願いするケースが大半です。

大学関係者に限らず外部の方も後援者になっていただけることがありますが、基本的に医療関係者です。開業した方やとある病院の勤務医などが当てはまります。

 

長々と話してしまいましたが、医学部の部活では部員のみならず、ご後援者もほとんどが医療関係者です。

 

 

 

部活に入ることのメリット

部活に入ると良いことあるよ!ってことを以下に示していきたいと思います。

 

①先輩からの情報を得やすい

その大学をすでに何年か先にやってきている方々です。しかも、先輩方は私たちと同じ医学部の学生ですので、先輩から学生生活についての話や、今後の過ごし方についてのアドバイスは結構有用なものとなります。

 

具体的には、試験や実習、レポートといった学業に関することから、バイトなどのプライベートな面まで幅広いです。特に、進級に関わる名物科目についての試験情報は、その試験をくぐり抜けてきた先輩からアドバイスなどを直接貰えます。

 

そんな先輩方とも、普段は授業で会う機会がなくても、部活という場所で一緒に活動することができます。先輩と接する機会もグッと増えますし、先輩と仲良くなりやすいので色々お話を聞くことができます。

 

②友達・仲間を作りやすい環境

全学のサークルや部活でも同じではないでしょうか。やはり、同じコミュニティにいて一緒に活動をしていけば必然的に仲良くなるでしょうし、うまくいけば唯一無二の親友が出来るかもしれません。

 

特に、大学では小中高のようにクラスなどありませんから、自主的に動く必要があります。

たしかに医学部自体が狭いコミュニティなので、部活に入らなくても友達の作りやすい環境にあるとは思います。ただ、1学年約100人もいるので30人~40人単位のクラスとは違って自然と仲良くなるのは難しい気がします(とはいってもここは人による問題だと思います)。

 

部活はこういった問題を解決してくれるものですので、友達や仲間作りには最適であると思います。

 

③上下関係を学べる

1年生なら先輩しかいませんが、2年生、3年生と上がっていけば後輩が段々と増えていきます。通常、1年生から6年生までちゃんと部活に行っている方なら、こういった上下関係をいつのまにか体験することになるでしょう。

 

こういう先輩後輩の上下関係は、通常の学業をこなすだけの学生生活では味わえないと思います。

 

もちろん中学・高校時代で上下関係は充分に身についたという方もいるとは思います。

 

ただ、医学部の部活はほとんどが医学生、つまりは将来医師になるような学生ばかりです。ですので、医学部の部活に入っておけば、上下関係を含めた医師の世界・環境への適応がいつのまにか身についているのかなと思いました(とは言っても、医師の世界はもっと厳しいものだと思います。)

 

④部内専用の資料がもらえる

最近では、学年単位でGoogle DriveDropboxなどで過去問や資料がシェアされている大学が多くなってきたようです。自分の大学で、学年で過去問などがDropboxで共有されています。

 

ただ、試験対策の資料や実習のレポートに関しては、結局は部活内で共有されていることがあります。先輩によると思いますが、対策資料やレポートなどを作成した人が部活内で回すように指示することもあるからです。

 

その部活の友達であれば、その資料はもらえるかもしれません。ですが、基本的に門外不出ですので、部外者はあまり期待できないように思えます。

 

とはいっても、正直過去問さえあれば大半の試験は合格できます。

ですので、レポートや対策資料は、あくまで自分の勉強の効率化を図るために存在するくらいで考えるのがベターかもしれません。

 

⑤話題のネタとして困らない

これはあくまで先輩や研修医のかたとお話したときに聞いた話です。

 

これからお世話になる指導医や先生方と初めて会うときに「どこの部活入ってた?」と必ず聞かれるようです。

 

医学部の部活に入っていれば、たとえ違う部活でも「あー、○○の部活はそこの大学だと結構強いよねー」とか「そこに同僚の△△いるんだけど知ってる?」など、けっこう話がはずむことが多いようです。ましてや、同じ部活だったら、なお好都合です。

 

医学部・医師の世界は狭いもので、ある意味そのことが同業者同士の話のネタになりますし、人間関係を円滑にするひとつの手段なのかもしれません。

 

⑥定期的に運動できる〈運動部限定〉

入部している人達は意外と意識していないかも知れませんが、ある日時に部員が一斉に集まって活動する事って凄い恵まれていると思います。

 

一緒になってスポーツしてくれる人がいる、一緒に競技として運動できる人が居るというのは、部活ならではだと思います。そのスポーツが好き、得意という人なら好都合な話だと思われます。

 

また、通常の授業で「体育」なんて科目ありませんので、医学生は身体を動かす機会を自分で作る必要があります。ですが、部活に入っておけば決まった曜日・時間に必然的に身体を動かすことになります。

 

講義も多く、勉強量もテストも多い中、普段からストレスを感じることが多いですが、こういった運動を必然的にする環境に自ら取り入れることで、ストレスの解消や勉強の息抜きになるでしょう。

 

⑦幹部として運営側の立場を経験できる

部活に入る以上、どこかのタイミングで1年以上幹部を務める側になるでしょう。その時に、1つの部活・組織を運営するだけでもどれだけ大変なのか理解できると思います。

 

普段の練習の仕切り、大会の運営、飲み会の幹事、先生とのやりとり、会計...ここらへんの細かい仕事は部活によっても異なると思いますが、大学時代では部活に入っているからこそできる経験があると思われます。

 

なんでもそうですが、実際に実行する側がとても大変です。案を出したり、批判したりしても実際に行動・改善することの難しさは幹部にならないと味わえないと思います。

 

今後、何かを運営する立場になった時に、部活の幹部の経験が活きてくるでしょうし、逆に運営する人の立場に立って物事を考えられる様になると思います。

 

 

部活に入ることのデメリット

入部してて、嫌だなー、めんどくさいなーって思ったことを記します。

 

①原則、参加しないといけない

医学部といえど、部活ですので何か用事がない限り無断で休むことは許されていません。

 

また、テスト前だから休むなど、学業を言い訳にして休むことは基本的には出来ない部活もあります。

 

とは言ってもここらへんの実態は部活によります。緩い所もあるので一概には言えません。

 

ただ、どの部活にも共通して言えることとしては、休むには理由を添えて部長や主将に連絡する必要があります。サークルみたいに勝手に休むなんてことは出来ません。

 

②人間関係が疲れる

医学部の部活に限らず、全学のサークル・部活と、どのコミュニティであっても、人間関係の問題は避けては通れないところでしょう。

 

同期、先輩、後輩と多種多様な人間関係を築くわけですから、それなりに疲れるのは当然のことだと思います。

 

医学部の部活は、普段の授業だけでなく課外活動も殆どが医学生です。どうしても狭いコミュニティにあるので、人間関係にはより繊細な扱いを要するように思えます。

 

とは言っても、こういうコミュニティの中でどうやって人との関係を築くのかを身をもって学べます。

いい意味でも悪い意味でも人間関係へのストレスの対策が出来るかもしれません。

 

 

③気が合わない人ばかりだと最悪である

部活によっては、こういう人もいます。

なんとなく入ったけど、仲良い人も出来ず雰囲気にも馴染めない。意外とこういう方も多いように思います。

 

先輩に嫌われている、同期とはビジネスライクな関係で寂しい…など、こんなことがあると実際辛いですよね。。

 

ただ実際は、その部活の環境に自分が合わないことの方が大多数です。仲良くなれないのもそういった要因があるので、その部活から離れてみるのも一つの手かもしれません。

 

④費用が結構かかる

ご後援者からお金を貰っていて、資金が潤沢な部活も多いです。とは言っても、それでも大会の遠征費用などは個別で払う必要がある場面もあります。

 

活動するための道具やメンテナンスも基本的に自分の負担です。

 

飲み会も馬鹿になりません。新歓、大会報告会、解剖凸コン、追いコン、卒コン、その他飲み会。飲み会に限りませんが、年間を通して見るとさまざまな行事があるので、その時にかかる費用も考えれば結構なお値段になっていると思われます。

 

 

⑤辞めにくい

どこのコミュニティでもありうる話ではあると思います。

 

気軽な気持ちではいったけど、結構きつい部活だった、経済的に厳しいなど、理由は様々ですが退部を希望したくなることはあると思います。

 

ただ、部活内にしか仲のいい友達がいない、辞めるとコミュニティがなくなるなど、辞めた後のデメリットが大きいとなかなか辞めにくいことがあります。

 

辞めにくいため、辞めずに所属だけしてほとんど部活に来ない部員も一定数います。

 

とは言っても、ここは個人差あると思います。辞めたい方は、部長なりに相談してどうするか決めていけばいいとは思います。

 

⑥幹部になるときつい

メリットでは、幹部になれば運営側の立場として経験できると書きました。

 

運営側というくらいなので、自分の時間を部活のために多くを割く必要が出てきます。通常の学業、特にテスト前であっても、大会の運営や飲み会の設定などを考えていく必要があります。

 

それだけでなく、幹部は普通2,3,4年生どこかで担当しますので、先輩と後輩との狭間に立たされます。つまりは、中間管理職みたいなポジションを任されるわけです。

うまく上下関係も整理しつつ、部内の多くの人が、不満なく部活動を出来るように運営していく必要があります。

 

複数のことを管理・行動することを強いられますので、その分両立の経験を積むことが出来ます。ただ、その分精神的にも肉体的にもキツイことを分かっている必要があると思います。

 

 

最後に

以上、医学部の部活について述べてきました。

 

メリット・デメリット踏まえて、医学部の部活の入部・退部に際しての参考にして頂ければなと思います。

 

また、こんなのもあるんだけど…という意見ございましたらぜひコメントください!

 

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。